気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

サンダース大学付属高校 LVT(A)-1 作ります!! その1

 2025年の8月に初めて存在を知って読み始めた、ガルパンコミック「戦車道ノススメ」です。これまでアニメ本編や他のコミック作品には登場しなかった車輌が、戦車道の規則に言う第二次大戦期までに限っても、あわせて11輌が出てきます。

 そのうちの2輌はサンダース大付属高校チームの車輌です。その1輌のM18ヘルキャット駆逐戦車は既に製作レポートを紹介していますので、今回はもう1輌の上図の車輌をとりあげて製作にチャレンジします。

 

 作中では、ウサギさんチームの6人が大洗磯前神社付近の海岸にて偶然に見つけて、その変わった外見から、戦車なのかどうかを話し合っています。

 

 というのも、作中車には車体のどこにもマークやペイントが無く、どこの所有車輌であるかが分からなかったからです。が、ウサギさんチームの面々が初めて見ているわけですから、大洗女子学園の保有車でもなかったことは明白でした。

 

 成り行きで乗り込んでしまったウサギさんチームでしたが、その直後に件の車輌が海にも浮かぶ水陸両用の車輌であることを知ります。乗り込んで動かしているところをアリサたちに咎められ、サンダース大付属高校の所有車であることを知るに至ります。

 

 その後、意外な相手と対戦するはめになり、海に浮かんだままで行動します。その詳細についてはコミックスでお楽しみ下さい。

 

 この車輌に関しては、ケイ隊長が説明していて、LVT(A)-1なる水陸両用装軌車であることが明かされます。

 LVT(A)-1は、第二次大戦期にアメリカ海軍と同海兵隊が運用した水陸両用トラクターLVT(Landing Vehicle Tracked, ランディング・ヴィークル・トラック)の一種で、略称としてアンプトラック(AMPHTRACK)、アムトラック(AMTRAK)、アムトラク(AMTRAC)などが知られますが、ケイは最も親しまれた愛称である「アリゲーター」の称で呼んでいました。

 

 御覧のように、作中では本来はアリサが車長となって対決に臨むはずでしたので、そのクルーも2人描かれています。

 LVT(A)-1は、1941年から開発されて運用されたLVTシリーズの3番目の形式にあたり、実車は1942年に制式採用されて太平洋戦線に投入され、サイパン、グアム、テニアン、ペリリューなどでの上陸作戦に多用されました。あわせて14種ものバリエーションがあるLVTシリーズのなかでは前期の装甲化標準型に位置付けられます。

 

 今回の適応キットは、上図のイタレリの品を確保しました。旧製品のほうで商品番号は6384です。

 LVTシリーズは史実では14種ものバリエーションがあり、1/35スケールではドラゴン、イタレリ、AFVクラブなどがキット化しています。

 最も多いのが、1943年に登場してLVT最多生産数の8351輌が生産されたLVT-4で、これはヨーロッパ戦線に投入されてノルマンジーなどで活躍、太平洋戦線ではペリリュー、硫黄島、沖縄などへの上陸作戦に投入されたため、「ウォーター・バッファロー」の呼称とともにLVTの代名詞となっています。

 次いでLVT-2やLVT-5なども適応キットがあり、作中車と同じLVT(A)-1の適応キットはドラゴンとイタレリが出していますが前者はほぼ絶版と聞きます。それで後者が割合に中古市場で見かけるので、今回買ってきた次第です。

 

 中身はこんな感じです。車体パーツの大きさが目立ちますが、実際に大きな車輌でした。車体の長さは7.95メートルで、これはティーガーⅡの7.38メートルを上回ります。水陸両用の輸送用トラクターですから、キットによっては車内の大きな格納スペースを再現出来るものもあります。

 

 組み立てガイドです。いつものように、製作に先立ち作中車との相違点などがあるかを工程ごとにチェックしました。
 そして、このLVT(A)-1のキットをもって作中車をそのまま再現出来ないことを知りました。いわゆるガルパン仕様ですが、「戦車道ノススメ」の登場車輌11輌のなかで修正や改造の作業量が一番多い、という点に愕然とさせられました。

 なぜこんなに変更点が多いのか、と疑問に思って更に調べてみたところ、作中車が純然たるLVT(A)-1のままではなく、LVT-2やLVT-4、LVT-5の要素もまじっており、しかも砲塔は史実にない独自の形状であることが分かりました。まいったな、と頭を抱えたのは言うまでもありませんでした。  (続く)